02月24日2010年 |
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豪州とトルコが航空協定に署名、週5便の直行便運航が可能に |
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オーストラリア政府はトルコ政府との間で、両国間の直行便の運航を可能にする航空協定に署名した。 今までオーストラリア人がトルコに行く際には、シンガポールなどの第三国を経由しなければならなかった。
第一次世界大戦にトルコのガリポリ(Gallipoli)で戦った豪州とニュージーランドの連合軍戦士を追悼するアンザック・デー(Anzac
Day)にガリポリでイベントが行なわれる前に、今回の航空協定の署名が行なわれたことで、両国の航空会社が週5便まで直行で運航することが可能となった。 また両国の航空会社は、第三国の航空会社とコードシェアーを行なうことができ、第三国を経由したサービスも提供できる。
連邦政府のアンソニー・アルバニーズ運輸相は、「今回の協定の署名は、我々の航空白書の中の”オープンで自由競争の国際航空市場”の目的にさらに近づくものである」と話した。 2099年にはオーストラリアとトルコの間を6万人の旅客が行き来し、その内の80%はオーストラリア人であった。 (Source:
AAP, 21/02/10 "Govts signs Australia-Turkey flight deal") |
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02月24日2010年 |
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シドニー線とメルボルン線にB777を投入 − フィリピン航空 |
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フィリピン航空は、2月20日からマニラからシドニーとメルボルンへの路線に新しいB777-300ERを投入すると発表し、これによりビジネスクラスを、フルフラットシートを含め最もモダンなサービスを提供できるとしている。
この370席の新機材は、同社のオーストラリア市場における新たな大幅な投資の一環として投入する。 そして、3月18日からはA330を使用する新しい週2便のブリスベン線も開設する。 これによって、同社の路線は、新規開設するブリスベン線と、B777を使用した週5便のシドニー線、週3便のメルボルン線、 A330を使用した週2便のメルボルン線となる。 (Source: Aircargo Asia Pacific, 18/02/10 "Philippine Air changes Aust equipment")
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02月24日2010年 |
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今年度の中間決算(12月期)の利益は72%減 ー カンタス航空 |
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カンタス航空は、今年度の上期(12月期)の税引き後の利益が5,800万ドルと発表した。 これは前年度下期の落ち込みからは業績が回復したが、前年同期の利益2億1,000万ドルからは大きく減少した。 収入は前年同期の約81億ドルから69億ドルになった。
同社のアラン・ジョイスCEOは、「金融危機のピークだった頃から比べると国内線市場は回復しているが、国際線市場は回復が遅れている。 世界的な金融危機により、主要路線のビジネス、ファーストクラスの市場が20-30%落ち込んでおり、世界のほとんどのフルサービスの航空会社は大幅な損失を計上している。 世界的な金融危機の前の業績に戻るにはまだまだ時間がかかる。 また不安定な燃料価格が、収益を脅かす要因となる可能性がある。 燃料価格は高値で推移し、依然非常に不安定なままで、この不透明さが今後我々が闘っていかなければならない大きな問題である」と話した。 (Source:
ABC, 18/02/10 "Airfares to rise after Qantas profit dives")
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02月17日2010年 |
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豪州と中国間の航空輸送枠を拡大、オープンスカイに向けて前進 |
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オーストラリアと中国は、今年両国間の航空輸送枠を70%増やすことに合意したことで、両国間のオープンスカイ協定の締結にさらに前進した。
連邦政府アンソニー・アルバニーズ運輸相は、「今日の航空輸送枠拡大の発表は、今やオーストラリアにとって最大の貿易パートナーである中国との経済関係を強固にする大きな進展である。 この拡大により、急成長しているアジア・太平洋地域で、両国の航空会社がより良い競争が可能となる。 そして、オーストラリアの航空業界を急速に成長している中国マーケットの最前線に位置づけることになる」と話した。
今後両国の航空会社はお互い週1万500席までのフライトの運航が認められ、これは今までより2,000席増えることになり、また11月からはさらに4,000席が追加される。 (Source:
Aircargo Asia Pacific, 15/02/10 "Australia-China move closer to open
skies")
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02月17日2010年 |
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オーストラリアの国際空港で全身スキャナーを来年導入 |
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連邦政府による2億ドルをかけたセキュリティー強化計画の一環として、来年オーストラリアの国際空港で全身スキャナーが導入される。
ケビン・ラッド首相は、「今回の計画は、昨年のクリスマスにテロリストが、アメリカのデトロイト行きの航空機の中で爆弾を爆発させようとした事件を受けて実施するのもである。 この全身スキャナーは、来年オーストラリアの国際空港で、出発する旅客に対して使用される。 連邦政府の最優先事項は、オーストラリア人とオーストラリアを訪れる人々に対して、保安と安全を最大級に高めることである」と話した。
またアンソニー・アルバニーズ運輸相は、旅客が裸に近い画像が写されることで、プライバシーの問題があることを理解し、「この全身スキャナーの導入については、プライバシー委員会も導入に関与してもらう。 昨年12月25日に起こったような、航空機に爆発物などを持ち込もうとするのを阻止するには、全身スキャナーの技術が最もふさわしい」と語った。
今回のセキュリティー強化計画には、保安検査スタッフのさらなる訓練、爆発物探知犬の増加、オーストラリアに向かう海外の最終空港や港でのオーストラリア人職員の増員などが含まれている。 この計画の2億ドルのうち、5,000万ドル以上を貨物のエックス線検査や爆発物の探知技術に使用し、1,100万ドルはオーストラリアへのビザ申請者に対して保安上問題があるかどうかの確認作業に使われる。 (Source:
ABC, 09/02/10 "Airports to get body scanners")
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02月17日2010年 |
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豪州への増便エティハド航空はOK、エミレーツ航空はNO−航空交渉 |
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中東の航空会社エティハド航空はオーストラリアへの増便を認められたが、連邦政府はエミレーツ航空による増便申請は却下した。
今週キャンベラで開催されたオーストラリアとアラブ首長国連邦との航空交渉で、エティハド航空はオーストラリアへ週7便の増便を認められ、来年も更に週7便の増便が可能となった。 しかし、エミレーツ航空が申請していた2011年まで週84便が認められている現在の運航枠の拡大は却下された。 エミレーツ航空は過去13年間に渡って運航枠を週3便から週70便に拡大してきた。
同社の広報担当は、「今回の交渉は形式的なものであって、エミレーツ航空としては来年2月に正式に増便の協議を行なう」と話した。 過去において中東の航空会社は、オーストラリアへの運航枠を維持するか拡大をして来た。 一方、カンタス航空や他の航空会社は、旅客需要の低迷で便数を削減している。
今回の交渉により、アブダビを拠点におくエティハド航空の運航枠が週28便から週42便になる。 同社は今後8年間に、長距離路線用のB777やB787(ドリームライナー)を含めた100機の航空機の受領を予定しており、旅客需要に合わせて増便が可能となる。 (Source:
SMH, 12/02/10 "Etihad to expand flights here")
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02月10日2010年 |
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12月の豪州の貿易赤字額は22.52億ドルに拡大−豪統計局 |
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オーストラリア統計局(ABS)は、昨年12月のオーストラリアの貿易収支は11月と比べて赤字額が5億2,400万ドル増加し、22.52億ドル(季節調整済み)の赤字となったと発表した。
12月の商品・サービスの輸出額は、11月から6億7,500万ドル(4%)増えて197.67億ドルとなった。 非農産品が5億7,100万ドル(5%)増え、石炭・コークス・豆炭が2億5,600万ドル(10%)増え、非貨幣用の金を除いた金属が1億7,800万ドル(25%)増え、その他の鉱物燃料は1億7,400万ドル(13%)増え、農産品は1億3,500万ドル(7%)増えた。 貨幣用の金は4,600万ドル(4%)減少している。
一方、輸入額は11月から11.98億ドル(6%)増加して220.18億ドルとなった。 半加工製品やその他の製品が7億6,000万ドル(11%)増え、燃料・潤滑油が5億3,500万ドル(26%)増え、資本財が2億4,600万ドル(7%)増え、非貨幣用の金が2億2,400万ドル(51%)増えたが、消費財は7,400万ドル(1%)減少した。 (Source:
Australian Bureau of Statistics, 03/02/10 "International Trade in
Goods and Services, Australia, Dec 2009")
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02月10日2010年 |
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昨年12月のオーストラリアの小売り売上高が前月比0.7%減 |
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オーストラリア統計局(ABS)は、昨年12月のオーストラリアの小売り売上高が、前々月から1.5%増加した前月より0.7%(季節調整済み)減少したと発表した。
12月で小売り売上高が減少した業界はデパート業界(3.5%減)、履物や他のアクセサリー業界(1.9%減)、食品小売り業界(1.3%)、家庭用品業界(0.3%減)で、逆に増加したのはカフェ・レストラン・持ち帰り食品業界(2.5%増)で、その他の小売り業界は横ばいとなった。
州別の小売り売上高は南オーストラリア州が3.7%減、タスマニア州が2.0%減 , ビクトラリア州が1.0%減、クイーンズランド州が0.6%減、北部準州が0.4%減、首都特別地域が0.4%減、西オーストラリア州が0.1%減となっている。 唯一小売り売上高が上昇したのはニューサウスウェールズ州で0.1%の増加となった。
小売業者は12月にオーストラリア準備銀行が利上げを発表したことで、クリスマスの売り上げが予想したほどではなかったが、1月は若干上向くのではないかとしているが、短期から中期的には小売り業者は厳しい状況が続いている。 (Source:
T&L News, 05/02/10 "Retail sales down 0.7 per cent in December
2009") |
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02月10日2010年 |
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シドニー/ロンドン線を一時減便 − 英国航空 |
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英国航空は国際線の旅客需要が予想したほど回復せず、英国とオーストラリア間のフライトを今後4ヶ月間減便する。
同社は3月に、デイリーで運航しているシンガポール経由のシドニー/ロンドン線を運休し、B747によるデイリーのバンコック経由のシドニー/ロンドン線だけになり、ロンドン線は1日1便となる。 5月も同様の減便が18日間実施され、4月と6月も数便が減便となる。
南西太平洋地区のコマーシャル・マネージャーのニコール・バッコ氏は、「減便は旅客需要の低下によるものであるが、予約状況は好転してきている」と話した。 しかし、英国航空とカンタス航空はロンドン線において、エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空などの中東の航空会社との熾烈な競争に直面している。
明日、英国航空は昨年4月から12月までの9ヶ月間の営業損益を発表する予定で、前年同期の8,900万ポンドの黒字から、約2億ポンドの赤字になる見込みである。 (Source:
SMH, 04/01/10 "BA flights to Australia cut")
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02月03日2010年 |
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現在の政策金利3.75%を据え置き、市場は驚き − 豪準備銀行 |
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オーストラリア準備銀行(RBA)は今日、政策金利を3.75%まま据え置くことを決定し、多くのアナリストたちを驚かせた。
Bloomberg社が調査したエコノミスト20人すべてが、政策金利を0.25%引き上げて4%にすることを予想していた。 しかし、RBAのグレン・スティーブンス総裁は、「昨年末に3回続けて政策金利を引き上げた結果、主要銀行が金利を引き上げており、その影響を見るのに理事会としてはもう少し時間が必要である。 最近金融機関は、貸付金利を政策金利より少し多く設定しており、ほとんどのローン金利は1%近く上がっている。 昨年の政策金利の引き上げの影響はまだ限定的で、理事会としては、現在の金利政策を維持するのが適切と判断した」と声明で発表した。 (Source:
ABC, 02/02/10 "Surprise as Reserve keeps rates on hold")
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02月03日2010年 |
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チャンギ空港をハブとし、欧州線就航への布石−ジェットスター航空 |
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ジェットスター航空がシンガポールのチャンギ空港をアジアのハブとして決定したことで、今後2年間のうちにヨーロッパへ就航する踏み台となった。
シンガポールで行なわれたアジア・太平洋の格安航空会社サミットで、ジェットスター航空のブルース・ブキャナンCEOはメディアに対して、「最終的には、南ヨーロッパへの長距離路線を開設することを視野に入れて、シンガポールへのフライトを増便することに専心する」と話した。
同社は以前、新しく5機のA330が納入されれば、ギリシャとイタリアがヨーロッパで就航する最も有力な都市であると発表している。 同社は、A320やA330-200の増便を含めた、シンガポールへ、またはからのフライトの増便を見据えた新しい3年契約をチャンギ空港と結んだ。 これにより空港料金が安いチャンギ空港での様々な恩恵を受けることになる。 ブキャナンCEOは、今年度の収入を昨年度(2008-09年)の18.5億豪ドルから25億豪ドルになることを予想しており、1,400万枚の旅客のチケットを販売する予定にしている。
同社のサイモン・ウェスタウェイ広報担当は、「ヨーロッパ路線の開設は常に視野に入れているが、当面はアジアが優先順位1番で、焦点を当てている。 今年は5機のA330が納入される予定で、その時点でアジアに投入するか、ヨーロッパに投入するかを考える」と話した。 (Source:
Travel Today, 29/01/10 "Jetstar deal affirms Europe growth plans") |
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02月03日2010年 |
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デルタ航空率いるスカイチームへの参加を検討−バージンブルー航空 |
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